美容師の業務委託って稼げるの?業務委託美容や訪問理美容の実態を知りたい方必見!

2022.04.27

 

 

この記事では、業務委託美容師のメリットやデメリット、業務委託美容師の将来性と同時に、近年注目が高まっている訪問理美容サービスや訪問理美容師の働き方についても解説します。

最近は、業務委託形態のヘアサロンが急速に増えており、業務委託(フリーランス)として働く美容師も多くなりました。
業務委託美容師は、正社員のように職場の上下関係を気にせずに、自由な働き方ができるのが魅力です。
ただ、収入面については、自分の頑張り次第となってしまいます。

中には、業務委託美容師は稼げないというウワサを耳にして、不安になる方もいるかもしれません。
そこで、本記事では、業務委託美容師のメリットやデメリット、業務委託美容師の将来性などについてお伝えしていきます。
また、本記事では、近年注目を浴びるようになった訪問理美容サービスについても触れていきます。

業務委託美容や訪問理美容の実態を知りたい方、今後の働き方について悩んでいる美容師は、ぜひ本記事の情報を参考にしてみてください。

そもそも業務委託美容師って何?

最初に、業務委託美容師がどのような形態なのかについて見ていきましょう。
業務委託美容師は、文字通り、業務委託(フリーランス)形態で働く美容師のことです。
業務委託美容師の主な職場は、業務委託サロンです。
あらかじめ、業務委託サロンとの間で、業務委託契約を結んでおき、そのヘアサロンに来店したお客さんに対して、ヘアカットやパーマなどの施術を行います。

この業務委託と似たような形態としては、面貸しサロンやシェアサロンなどがあります。
これらの形態は、自分の店舗を持たずにフリーランス美容師として働くという点においては業務委託とほぼ同じです。
ただし、面貸しサロンやシェアサロンは、集客方法、メニュー料金の決め方、利用料金など、業務委託とは異なる面もいくつかあります。

・面貸しサロン(ミラーレンタル)

面貸しサロンは、ヘアサロンの空きスペースを借りる場合や閉店後や休日などの営業時間外を利用する契約形態のことです。
ミラーレンタルと呼ばれることもあります。
アメリカやヨーロッパなどの海外では、このようなスタイルで営業する美容師が一般的です。
面貸しサロンの場合は、フリーランス美容師が、その店舗を借りる対価として、売上の中から場所代を支払うシステムとなっています。
集客活動、施術メニューの料金設定なども、フリーランス美容師がすべて自分で行うのが基本です。
ヘアカラーで使用する薬剤などは、面貸しサロン側が負担してくれます。
ただし、還元率の程度によっては、美容師の自己負担となるケースもあります。

・シェアサロン

シェアサロンは、ヘアカットやシャンプーなどの施術スペースを一定期間レンタルできるサービスのことです。
複数人の美容師たちが一緒に利用するヘアサロンをイメージすると、理解しやすいでしょう。
近年は、東京都や大阪附などの大都市エリアを中心に、このようなスタイルのヘアサロンが増えているのです。
美容師以外にも、エステティシャン、ネイリスト、ヘアメイクアーティスト、整体師などの職業の人たちが利用できるシェアサロンもあります。
美容向けのシェアサロン内には、施術用のセット面、シャンプー台、待合用の座席など設備が一通り揃っています。
また、ヘアドライヤー、ヘアアイロン、ヘアコテなどの道具などもレンタル可能です。
シェアサロンと面貸しサロンも非常によく似た形態ですが、シェアサロンは利用料金が月極め制や時間制となっているところが多いです。
中には、売上に対する歩合制を導入しているシェアサロンもあります。
シェアサロンを利用するフリーランス美容師は、パーマ剤やカラーリング剤など、施術に必要な薬剤費代も自分で負担しなくてはなりません。
また、シェアサロンでは、集客活動についても、自分で行うのが基本となっています。

正社員美容師と業務委託美容師との働き方の違い。どんなスケジュール感なの?

正社員美容師と業務委託美容師とでは、働き方にどのような違いがあるのだろう?と気になる方もいることでしょう。
正社員美容師と業務委託美容師のどちらもの働き方も、仕事内容については大きな違いはありません。
ヘアサロンに来店したお客さんに対して、ヘアカットやカラーリングなどの施術をして、希望通りヘアスタイルに仕上げるのが正社員美容師や業務委託美容師の仕事です。
勤務するヘアサロンによっては、受付や電話対応、お会計、お茶出し、お客さんの見送りなどの接客業務も担当することもあります。
正社員美容師と業務委託美容師の働き方の相違点は、雇用形態です。
また、両者は一人前の美容師として独り立ちできるまでのスケジュールについても若干異なります。
それぞれの働き方の具体的な違いは、以下の通りです。

正社員美容師の働き方について

一昔前までは、美容師はヘアサロンを運営する会社の採用試験を受けて、正社員やアルバイト、パートタイマーなどの雇用形態として働くのが一般的でした。
これらの雇用形態は、会社との間で直接雇用契約を結んだうえで、仕事に取り組みます。
そのため、直接雇用で働く美容師の収入源は、会社から支給されるお給料や時給などが主です。
正社員美容師の場合は、基本給が設定されているため、毎月一定の収入を得ながら働くことができます。
勤務先の業績が良い場合には、夏冬のボーナス、臨時手当などが支給されることもあるのです。
また、指名客の数、シャンプーやトリートメントなど製品の売上に実績に応じて、インセンティブを設けている会社もあります。
このように、正社員美容師は、毎月のお給料のほかに、ボーナスやインセンティブなどももらえるため、業務委託美容師よりも収入が安定しやすくなるのです。
また、正社員美容師として働けば、雇用保険、厚生年金、健康保険などの社会保険にも加入できますし、有給休暇制度、勤続手当、交通費なども受け取ることができます。
社員専用寮や家賃手当などを用意している会社の正社員美容師として働けば、住む場所にも困りません。
正社員美容師は、業務委託美容師よりも、手厚い待遇を受けながら働くことができます。

正社員美容師が一人前として働けるまでのスケジュール

美容師として働くためには、まず美容専門学校へ入学して、ヘアカット技術、美容や衛生に関する知識を学ばなくてななりません。
また、年に2回実施されている美容師国家試験にも合格する必要があります。
美容師国家試験は、実技試験と筆記試験があり、両方の試験に合格すると、美容師免許状が交付されます。
この流れについては、正社員美容師と業務委託美容師のどちらの場合も同じです。
ただし、正社員美容師と業務委託美容師とでは、スタイリストやトップスタイリストになるための道のりや期間が異なります。
正社員美容師の場合は、アシスタント(見習い)からスタートして、ジュニア・スタイリスト、スタイリスト、トップスタイリスト、店長候補へとステップアップしながら働きます。
正社員美容師のステップアップの具体的な流れについては、以下の通りです。

1.最初はアシスタント(見習い)からスタート

正社員として、会社やヘアサロンに就職した美容師は、まずはアシスタント(見習い生)として働くことになります。
アシスタントは、一人前の美容師になるための下積み期間です。
アシスタントの主な仕事内容は雑用業務です。
先輩スタイリストの下について、シャンプーやカラーリングなど施術のサポートをしたり、ヘアカットで散らかった床面を手早く掃除したりします。
電話対応や受付業務のほか、来店したお客さんを座席に案内することやお茶出しなどの業務も担当します。
アシスタントとして働く期間については、2年から3年程度としているヘアサロンが一般的です。
ただ、人気ヘアサロンや有名ヘアサロンの場合は、4年から5年程度の期間を設定しているところもあります。
アシスタントは、お客さんに対してヘアカットやパーマなど施術を行うことはありません。
せっかく、美容専門学校を卒業して、国家試験にも受かったのに、雑用だけしか任されないことから、仕事が嫌になってしまう美容師も少なくありません。
また、アシスタント時代は、基本給の額も低く設定されているケースがほとんどです。
正社員美容師のアシスタントは、忍耐力や精神力が問われる働き方と言えます。

2.ヘアカットが担当できるジュニア・スタイリスト

アシスタント期間が終了すると、次は、ジュニア・スタイリストへステップアップします。
ジュニア・スタイリストになると、お客さんのヘアカットを担当することができるのです。
ただし、最初のうちは、アシスタントとジュニア・スタイリストの両方の仕事を受け持ちながら、働くことになり、ジュニア・スタイリストの期間については、1年から2年程度と言われています。
ジュニア・スタイリスト時代は、任せてもらえる担当業務が少ないうえに、指名客が取りにくいため収入が低い傾向です。
ヘアサロンによっては、ジュニア・スタイリストのランクを設けていないところもあります。
その場合は、アシスタントから、スタイリストとステップアップすることになります。

3.仕事の幅が広がるスタイリスト

ヘアサロンが設けている条件、テスト、研修などをクリアすると、スタイリストへステップアップできます。
スタイリストは、ジュニア・スタイリスト時代よりも、担当できる仕事の幅が広がります。
お客さんのヘアカット、パーマ、カラーリングなどの施術も任せてもらえるようになるのです。
また、指名客も徐々に増えてきます。
そのため、スタイリストになると収入が上がりやすくなり、金銭的な余裕を感じやすくなるでしょう。

4.美容師の憧れの的!トップスタイリスト

スタイリストとして経験を積み、実力や人気が付いてくると、スタイリストからトップスタイリストにステップアップできます。
そのヘアサロンの看板的存在として活躍できるのです。
雑誌やテレビでも話題となるような売れっ子美容師やカリスマ美容師クラスになると、年収が桁違いに上がりやすくなります。
人気トップスタイリストの中には、1,000万円以上の年収を稼ぐも少なくありません。
美容師を目指す人にとっては、トップスタイリストは憧れの存在と言えます。

5.店長候補・幹部候補・統括マネージャーなどの役職を目指す

トップスタイリストを経験した後は、店長候補・幹部候補・統括マネージャーなどの役職を目指す正社員美容師もいます。
これらの役職に就くと、美容師のマネジメント、売上管理、シフト管理など経営に関わる業務を任されることになります。
そのため、仕事の責任がより重くなり、プレッシャーを感じながら働くことも少なくありません。
また、店長候補や幹部候補になったとしても、必ずそのヘアサロンの店長や幹部になれるとも限りません。
ただ、店長候補や統括マネージャーを経験することによって、学べることがたくさんあります。
将来的に、独立開業を目指している美容師は、これらの役職に就くことで、良い経験となるかもしれません。

6.独立開業してヘアサロン経営者やオーナーの道へ!

美容師としてのスキルのほかに、経営のノウハウを身につけて、独立開業する正社員美容師も少なくありません。
独立開業すれば、自分のヘアサロンを持ちたいという夢が叶います。
ただし、実際のヘアサロン経営は、非常に厳しい面があります。
せっかく独立開業しても、ヘアサロン経営がうまくいかずに廃業してしまうケースも珍しくはないのです。
売上を伸ばしてヘアサロン経営を軌道に乗せるためには、入念な下準備が必要なうえに、宣伝、マーケティング、営業などの活動にも積極的に取り組まなくてはなりません。

業務委託美容師の働き方について

業務委託美容師として働く場合は、業務委託契約を結びます。
業務委託契約の場合は、いわゆる、個人事業主(フリーランス)となるため、正社員美容師のように毎月お給料を受け取りながら働くことはできません。
もちろん、業務委託契約では、交通費や家賃手当などの支給もありません。
また、社会保険制度にも加入できないため、業務委託美容師として働く場合には、国民健康保険、国民年金、国民年金基金などに自分で加入することになります。

業務委託美容師の主な収入源は、業務委託サロンから受け取る報酬です。
業務委託を結んだヘアサロンから業務を受託する代わりに、その対価として売上の何パーセントかの金額を報酬として受け取ることができます。
業務委託美容師は、ヘアカットやパーマなどの技術や知識があれば、正社員美容師のように、長い下積み期間を経ずに、すぐにスタイリストとして働くことが可能です。

実力や人気のある業務委託美容師ならば、あっという間にトップスタイリストなれる可能性もあります。
そのため、正社員美容師を退職して、業務委託美容師へ転職する方が増えているのです。
業務委託美容師と正社員美容師のどちらも仕事内容はほとんど変わらないため、転職後すぐに活躍できます。

ただし、業務委託美容師には、メリットのほかにも、デメリットもあるため、よく検討しておいたほうが良いでしょう。
業務委託美容師として働くメリット、デメリットについては、以下の通りです。

業務委託サロンで働く美容師のメリット

では、まずは業務委託サロンで働く美容師のメリットを見ていきましょう。

会社や組織に縛られない個人事業主(フリーランス)として働ける

美容師が業務委託サロンで働くメリットは、個人事業主の立場で仕事ができることです。
個人事業主の美容師は、会社や組織に属さずに、一人で活動することになります。
そのため、正社員美容師のように、上司や部下、先輩後輩といった煩わしい人間関係に縛られずに働くことが可能です。
人間関係のストレスが減るため、精神的な余裕が生まれやすいというメリットもあります。
業務委託サロンは、自由な働き方がしたい美容師におすすめの働き方と言えます。

努力次第で高収入を目指すことも可能

業務委託美容師は完全歩合制です。
美容師として実力に加えて、経営や営業センスがあれば、お客さんがどんどん増えるため、高収入が得やすくなります。
年収をもっと上げたい、自分の実力を試してみたいと考える美容師におすすめの働き方と言えます。

集客は業務委託サロン側が行ってくれる

業務委託美容師として働く場合は、集客については業務委託サロンが行ってくれます。
そのため、自分の仕事に集中して働くことができるのです。
営業活動が苦手な美容師、ヘアカットなどの施術のみに専念したい美容師にとっては、メリットのある働き方と言えます。

業務委託サロンで働く美容師のデメリット

では、業務委託サロンで働く際のデメリットは何があるのでしょうか。

労働基準法と適用外となる

業務委託サロンで働く美容師は、労働基準法の適用外となってしまいます。
そのため、長時間労働になってしまった場合でも、業務委託サロンから残業代は一切もらえません。
労働時間を時給換算したら、最低賃金以下だったということにもなりかねませんので注意が必要です。
美容師として働く場合は、業務委託の内容をきちんと確認しておくようにしましょう。

雇用保険などの社会保険に加入できない

社会保険に加入できないことも、業務委託サロンで働く美容師のデメリットです。
国民健康保険は年収によって金額が変動するため、場合によっては毎月高額な保険料を支払うことにもなりかねません。
雇用保険にも加入できないため、怪我や病気で働けなくなった場合の不安があります。
業務委託美容師として働く場合は、個人で医療保険などに加入しておいたほうが良いでしょう。

毎月の収入が不安定になりやすい

業務委託サロンから受け取る報酬は、正社員のような固定給ではありません。
そのため、業務委託美容師は、毎月の収入が不安定になってしまいます。
不景気などの影響で、来客数が減った場合は、収入も激減してしまうことでしょう。
業務委託美容師は、安定した収入を求める美容師にとってはデメリットに感じる働き方となるかもしれません。

業務委託美容師の将来は?実際の給料はどうなんだろう?

業務委託美容師を検討している方は、将来性や実際の給料額が気になるところでしょう。
ここからは業務委託美容師の平均月収や報酬形態について見ていきましょう。

業務委託美容師は稼げる?平均月収は?

業務委託美容師の収入については、人によりけりです。
なぜなら、業務委託美容師は正社員のような固定給制ではなく完全歩合制だからです。

たくさん仕事をして売上を伸ばせば当然のことながら収入は増えます。
月収が100万円以上の美容師もいれば、月収が10万円しかない美容師もいるのが、業務委託美容師の実態です。

ちなみに、フランチャイズ店の経営で知られるコムズグループの平均年収は780万円とのことです。
この年収額を12ヶ月で割ると、平均月収は約65万円になります。
中には、40代で年商5億円もの大金を稼ぐ美容師もいるとのことです。

よくある業務委託サロンの報酬形態ってどんなもの?

業務委託サロンの報酬には、歩合率(還元率)が設定されているケースがほとんどです。
この歩合率については、業務委託サロンによって差があります。
多くの業務委託サロンでは、フリーの場合が40%程度、指名の場合が50%〜60%程度の歩合率です。
業務委託美容師の月収は、月間売上に対して、この歩合率を掛けることで、算出できます。

たとえば、月間売上が100万円、歩合率が50%だった場合の計算式は以下のようになります。
100万円×50%=50万円

多くの業務委託美容師を獲得するために、一定期間の間だけ最低保証給を用意している業務委託サロンも少なくありません。
最低保証給は、所定の勤務日数や労働時間などを満たした場合に保証される報酬のことです。

このような報酬制度が用意されているヘアサロンならば、収入の心配が減るため、安心して業務委託美容師にチャレンジできることでしょう。
歩合率や最低保証給のほかに、美容師やヘアサロンに対する口コミ数によってボーナス報酬を設定している業務委託サロンもあります。
報酬制度や報酬の割合には、業務委託サロンによって差があります。

業務委託美容師として高収入を目指したいのであれば、受け取れる報酬の割合が高いヘアサロンを選んだほうが良いでしょう。
業務委託サロンの報酬形態が気になっている方は、求人情報誌やアルバイト募集サイトなどで、業務委託サロンの求人情報をチェックしてみることをおすすめします。

歩合率(還元率)、最低保証給などをチェックすれば、おおよその収入がシミュレーションできることでしょう。
働いてみたい業務委託サロンが見つかった場合は、直接コンタクトを取って、報酬に関して問い合わせてみるのも手です。

訪問理美容という選択

業務委託美容師のほかには、訪問理美容という働き方もあります。
訪問理美容は、事情により美容院や理容院へ行けない人の元を訪れて、ヘアカットをなどを行うサービスのことです。
訪問理美容のほかに、出張美容、出張散髪、出張カットなどの名称で呼ばれることもあります。

この訪問理美容サービスの対象となるのは、要介護状態の高齢者、障がい者、怪我をしている人などです。
健常者に対する訪問理美容については認められていません。

厚生労働省では、訪問理美容の対象者について以下のように定めています。
(1) 疾病の状態にある場合のほか、骨折、認知症、障害、寝たきり等の要介護状態にある等の状態にある者であって、その状態の程度や生活環境に鑑み、社会通念上、理容所又は美容所に来ることが困難であると認められるもの

(2) 自宅等において、常時、家族である乳幼児の育児又は重度の要介護状態にある高齢者等の介護を行っている者であって、その他の家族の援助や行政等による育児又は介護サービスを利用することが困難であり、仮に、自宅等に育児又は介護を受けている家族を残して理容所又は美容所に行った場合には、当該家族の安全性を確保することが困難になると認められるもの
(引用:https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11130500-Shokuhinanzenbu/0000123997.pdf 理容師法施行令第4条第1号及び美容師法施行令第4条第1号に基づく出張理容・出張美容の対象について)

出張美容の対象者について詳しく知りたい方は、こちらの厚生労働省の資料をご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11130500-Shokuhinanzenbu/0000123997.pdf

訪問理美容師とは?

訪問理美容師は、約束した日時に個人のお客さんの自宅を訪問して、ヘアカットやパーマなどの施術を行う美容師や理容師のことです。
老人ホーム、障がい者施設、病院などを訪問して、身体が不自由な方や入院患者に対して施術を行うこともあります。

近年は、この訪問理美容師の需要が高まっています。
世界的な新型コロナウイルス蔓延の影響により、ヘアサロンの利用を控える人が増えたこともあり、訪問理美容という働き方に注目する美容師も多くなりました。

日本は高齢化社会に突入したことで、高齢者の割合が年々増えている状況です。
寝たきりになってしまった場合や体力がないという事情で美容室や理容室へ行けずに困っている高齢者が多いと言われています。

訪問理美容師として働けば、そのような困っている高齢者の役に立つことができます。
訪問先でお客さんから感謝されることも多いので、大きなやりがいを感じながら、働いている美容師も少なくありません。

困っている人たちを助ける仕事、やりがいのある仕事を選びたい方は、ぜひ、訪問理美容師を目指してみてはいかがでしょうか。
高齢者や病人のほかにも、妊婦、子育て中や介護中で外出できない人など、訪問理美容サービスを必要としている人たちはたくさんいます。

このような状況もあり、訪問理美容サービスの需要は、今後もさらに増えると予想されています。
訪問理美容師は、将来性が大いに期待できる働き方です。
今のうちから訪問理美容師の仕事に取り組んで、実績を積んでおけば、将来的に稼げる美容師になれるかもしれません。

詳しい訪問理美容師の資格や知識などはこちらの記事から。

訪問理美容師の働き方って?

訪問理美容師は、正社員、パートタイマー・アルバイト、個人事業主(フリーランス)などさまざまな働き方があります。
正社員やパートタイマーなどの雇用形態で働きたい場合は、訪問理美容サービスを提供する会社やヘアサロンの面接を受けて、雇用契約を結ばなくてはなりません。
税務署へ開業届を出して、申請が認められれば、個人事業主の訪問理美容師として働くことも可能です。

個人事業主は、会社に所属しないため、人間関係などに縛られずに自由に働けるというメリットがあります。
訪問理美容師として働く場合に必要な資格は美容師免許です。

お客さんに対して、カミソリを使ってシェービングを行う場合は、理容師免許も取得しておかなくてはなりません。
美容師免許や理容師免許などの国家資格があれば、すぐにでも訪問理美容師として働けます。

訪問理美容では、高齢者、身体が不自由な方、意思の疎通が難しい方と接することになりますので、介助に関する知識や資格を取得しておくと良いでしょう。
訪問理美容師として働きたいと考えている方におすすめの資格は介護職員初任者研修課程修了資格です。
施術時の心得やコミュニケーション法などを学びたい方は、一般社団法人日本訪問福祉理美容協会の認定資格である訪問福祉理美容師を取得しておくと良いでしょう。

訪問福祉理美容師の詳細については、一般社団法人 日本訪問福祉理美容協会公式Webサイトででご確認ください。
https://jvbwa.or.jp/

美容師と訪問美容師の両立する働き方

美容師と訪問美容師は、両立して働くことも可能です。
なぜなら、訪問美容師は、これまでに培ったスキルや経験が活かせるからです。

店舗運営のほかに、訪問美容サービスも行っているヘアサロンへ就職すれば、普段は店舗の美容師として仕事をして、訪問美容の予約が入ったらお客さんの元を訪れるといった働き方も可能となります。

また、訪問美容師を副業にするという働き方もあります。
ヘアサロンの休業日だけ、副業訪問美容師として仕事をすれば、収入源が増えて生活に余裕が生まれやすくなることでしょう。

DICでは、実際にそのような方に直接インタビューを行っています。
こちらの記事をご覧ください。

1人でサロンと訪問理美容の両立をしている、土田様の記事はこちらから。
フリーランスの訪問理美容師として働いていらっしゃる、横山さんに記事はこちらから。

おわりに

ここまで、業務委託美容師の実態や将来性などについてお伝えしてきました。
業務委託美容師は、フリーランスとして自由に働きたい方にとっては、理想的な職場のように見えることでしょう。
努力次第で高収入が得られやすくなることや施術専念して働けるのが業務委託美容師の良いところです。
ただ、収入が不安定になることや労働基準法と適用外になるといったデメリットもあります。
美容師として、将来性が期待できる仕事を探しているのであれば、訪問理美容師を検討してみるのも良いかもしれません。
訪問理美容サービスの需要は年々高まっているため、将来的にも仕事に困ることはないでしょう。
今のうちから取り組んでいけば、稼げるチャンスが見つかるかもしれません。

この記事を書いた人
有限会社ディ・アイ・シー

会社案内 昭和61年にヘアーサロンアダムを開業、1年後に出張理美容サービスを開始。7年後にはビューティーサロン「イヴ」を開店とともに、在宅向け出張理美容「アダム&イヴ」を開業。 現在、50施設以上に出張しており、月間約1700人、年間約2万人の調髪をおこなっています。