訪問理美容師を目指す人におすすめの講習を紹介!

2022.02.10

近年、高齢者や障がい者へのサービスの一つである訪問理美容が注目を集めています。
高齢化社会が進むと予想されることから今後も訪問理美容の需要は高まることは間違いありません。
本記事では、なぜ訪問理美容の講習がおすすめなのか?
また講習を受けるメリットや必要な資格、講習会に関する情報を解説しますので、ぜひ参考にしてください。

なぜおすすめなのか?講習を受けるメリット3選

まずはじめに講習を受けるメリットを確認していきましょう。

①介護や福祉の知識を得ることも可能

現在注目を集めている訪問理美容サービスは、高齢者や障がいのある方をはじめ妊娠中や育児中の女性や家族の介護をしている方など気軽に外出できない方たちからの需要が高くなっています

理美容の資格を持つ者が利用者宅まで足を運び施術を行いますが、ただ施術を行うだけでなくコミュニケーション能力を持ち合わせていることも必須です。

また、高齢者や障がい者へサービスを提供する場合、介護や福祉に関する知識があると役立ちます
訪問理美容の講習を受けることで介護や福祉の知識を身につけることができるだけでなく、スキルの向上にもつながります。
たとえば、車いすを使っている方や寝たきりの方のカット法やシャンプー法を学べるのもメリットの一つです。
訪問理美容は、理容師や美容師の資格を取得していればサービスを提供することができますが、間違った知識で高齢者や障がい者へ施術を行ってしまうと思わぬトラブルにつながることもあります。
事前に必要な知識やスキルを習得することでリスクを避けて質の良いサービスを提供することができるようになるのはもちろん、顧客に寄り添った施術を行うことも可能になるでしょう。

②訪問理美容に関する情報を手に入れることができる

一から訪問理美容のサービスを提供する場合、必要な情報を手に入れることができないまま事業をスタートする方も少なくありません。

このような場合、うまく営業が行えず顧客を掴めないだけでなく万が一のトラブルにも適切に対応できないといった悩みを抱えがちです。
しかし、講習に参加し必要な知識やスキルを身につけると認定証を得ることができます。

そのため、営業をする際にも認定証を提示して自身をアピールすることができ、効率良く顧客を獲得することも夢ではありません。
さらに、選んだ講習によっては、充実したサポートを受けられます。

たとえば、ケアマネージャーや看護師が講師となる場合、人脈を広げることができ、顧客を紹介してもらえる可能性もあるでしょう。
また、実際に訪問理容美容を行うにあたって準備や手続きのほか、保険などの実務をサポートしてもらえるケースも少なくありません。

③スキルアップにもつながる

講習を受けるとさまざまな資格を取得することができます。

スクールによって違いがあるものの講習で必要なカリキュラムを受けた場合、介護理美容師や福祉理美容師の資格を得ることが可能です。
理容師や美容師の資格を活かして活躍できるだけでなく、介護理美容師や福祉理美容師の資格があることで活躍の場を広げてスキルアップすることも実現します。

訪問理美容に必要な資格

訪問理美容師として活躍するには、理容師や美容師など国家資格を取得しなければいけません。

さらに、介護や福祉の知識もあると実際に訪問理美容の現場で働く際に役立ちます。
今後も高齢化社会は進むと予想されており、顧客の自宅に実際に足を運んで施術を行う訪問理美容のスタイルは需要が高く、必要とされると言われています。

より安心安全なサービスを顧客に提供していくのであれば、福祉理美容師の資格を取得しておくこともおすすめと言えます。
福祉理美容師は、外出が困難な高齢者や障がい者への施術を安心安全に行える人材に与えられる資格です。

理容師や美容師としてスキルアップを目指したい方はもちろん、今後の活躍を期待される訪問理美容に従事したい方たちからも支持される資格です。
福祉理容師の資格を取得することで高齢者や障がい者の方への正しい介助知識を身につけながら正しい方法で施術が行えるようになります。
福祉理容師は、介助に関する知識をより深く得たい方のみならず技能もアップしたい方におすすめです。

資格については詳しくこちらの記事にまとめていますので、是非ご覧ください!

講習会を選ぶ際のポイント

現在さまざまなスクールで訪問理美容の講習を開催しています。
それぞれ費用やカリキュラム、日数には違いがあるため、どれを選べば良いのかわからないと悩んでしまう方も少なくないようです。
もし、効率良く訪問理容美容に必要な資格を取得したいのであれば、開催地や日時のほかにもカリキュラムの講習時間に注目してみると良いでしょう。

スクールによってそれぞれ講習内容に違いがあるので、自分のスケジュールに合わせて無理なく学習できるものを選ぶことが欠かせません。
また、事業をスタートするにあたって準備や手続きのほか、保険のサポートがあるかどうかといった点にも目を向けておくと安心です。

実際に現場で働くと思わぬトラブルに見舞われてしまうこともあります。
たとえば、顧客が思ったように集まらない、より高度なスキルが必要になったなどさまざまな悩みに突き当たるかもしれません。
このような悩みや問題をサポートしてくれる質の良いサービスを提供しているスクールを選んでみることをおすすめします。

現役訪問理美容師が選ぶ、おすすめの講習はこちら

ここからは、サポート体制が充実しているおすすめの訪問理美容講習をご紹介します。
効率良く必要な知識とスキルを身につけたい方はぜひ参考にしてください。

①認証NPO法人 日本理美容福祉協会

認証NPO法人 日本理美容福祉協会では、福祉理美容士の資格を取得することができます。
「福祉理美容士養成講座」では、介護の基礎知識から現場で活躍するために必要なスキルを効率良く習得することが可能です。
自宅学習とわずか2日で終了する実技講習を修了すると顧客の自宅や病院、介護施設などで自信を持って施術を提供できるスキルを身につけられます。

自宅でテキストを使用して学習を行いレポートを提出するほか、2日間の講義と実技スクーリングを受けなければいけません。
すべてのカリキュラムが終わると終了証が発行されます。

必要な知識や技能を得ることができるのはもちろん、営業のノウハウをアドバイスしてくれるのも嬉しい点と言えるでしょう。

協会サイトはこちらから

②一般社団法人 日本訪問理容推進協議会

一般社団法人 日本訪問理容推進協議会では、ヘアメイク・セラピストの資格を取得することができます。
テキストを使用して自宅学習を行った後、1日で学科や実技研修が終了します。
講習を受けると高齢者や障がい者の方の施術を行う際に必要な介助知識やカット法、シャンプー法などを学ぶことが可能です。
さらに、会員制度が用意されており、営業促進のサポートを受けられるほかにも、損害賠償保険や企業支援などの充実したフォロー体制が整っているのも特徴です。
短期間で必要な資格を取得できるだけでなく、費用も抑えられているのもメリットと言えるでしょう。

協会サイトはこちらから

③NPO全国介護理美容福祉協議会

NPO全国介護理美容福祉協議会では、福祉理美容師の資格を取得することができます。
4日コースと1日コースが用意されており、理容師や美容師の資格を持っていなくても誰でも参加できるのが特徴です。

寝たきりの方へのカット法やシャンプー法の技術を身につけられるだけでなく、ベッド上で行う施術法を知ることも可能です。

損害賠償保険に加入できるほか、営業のサポートやスキルアップを目指す方のために講習会が用意されているなどさまざまなメリットがあります。
カットやシャンプーだけでなく、ネイルやメイク、ハンドマッサージの技術も身につけられるため、興味がある方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

協会サイトはこちらから

おわりに

講習を受けるメリット、おすすめの講習について理解できたのではないでしょうか。
ただの理美容師としての技術だけではなく、講習を受けるからこそわかる、福祉の知識や情報など様々なメリットが多くあります。

必ず、受ける必要がある講習ではありませんが参加することによって多くの経験を普段の業務に活かすことができるはずです。
記事で紹介させていただいた、講習会だけではなく様々な講習会がありますので自分に適する講習会を是非選んでいただければと思います。

 

ディ・アイ・シーでは訪問理美容のカットに特化したエアクリッパーという商品を開発しています。
詳細はこちらからご覧ください。

この記事を書いた人
有限会社ディ・アイ・シー

会社案内 昭和61年にヘアーサロンアダムを開業、1年後に出張理美容サービスを開始。7年後にはビューティーサロン「イヴ」を開店とともに、在宅向け出張理美容「アダム&イヴ」を開業。 現在、50施設以上に出張しており、月間約1700人、年間約2万人の調髪をおこなっています。