【動画解説】訪問美容師の半分がブローをやっていない!?問題に突っこむ。

2023.06.07
訪問美容師がブローをやっていない?

今回は、YouTubeで公開をしている「訪問美容師の半分がブローをやっていない!?問題に突っこむ。」
を記事化したものになっています。
YouTubeで分かりやすく解説していますので、YouTubeを見ていただくのももちろんですが、
動画内の会話を記事化していますので、ぜひごご覧ください!

 

部長:おつかれさまです!

 

社長、たなか:ありがとうございます、お疲れ様でございます。

 

部長:今日も一日、浸ってきたと(笑)

 

社長:浸ってきたよ〜(笑)ところで何今日は?

 

部長:今日はですね(笑)「訪問理美容師がなぜブローをしないのか?」問題を考えてみようかなと。

 

社長:えっ?

 

<訪問美容師がブローをやらないのはなぜ?>

 

部長:よく社長が、訪問美容する時はブローが大事だと。「カットだけでおわるんじゃねえぞ」と。

 

社長:そうそう(笑)

 

部長:いつもね、毎回毎回ブローしろよって言ってるわけですよ。で他の人ね、訪問理美容師の人がブローしてるのかな?って気になってきたんですよ。インスタグラムでアンケートを取ってみたんですよ。「施設訪問した時にブローってどのくらいやってますか?」みたいなアンケートを取ったら、大体ね、ブローできている人が半分くらい。

 

社長:ふーん…。

 

部長:もう半分の人はブローできてないみたいな。やってないって事だったんだよね。

 

社長:じゃあ眉毛なんて描くなんていうのは皆無?(笑)

 

部長:で、これ多分サロンだったら普通に、当たり前のようにやるわけじゃないですか、多分?1000円カットとかじゃ無い限りは。

 

たなか:もちろんしますよね?

 

社長:ていうかね、私なんかは自分がカットして、ちゃんとしたイメージにならないで帰すっていうのが、多分自分が嫌なんだろうな。

 

部長:中途半端な?

社長:中途半端っていうか、寝癖があるんだか無いんだか、もちろんお店のように洗って、それでカットが始まって、乾かしたら、カットが綺麗だったら終わるじゃない?でも大体相手が、今まで死んでたみたいに寝てた人が起きてきました、ちょっとパパっと濡らしてカットして…、いやそれで帰したら大体想像つくもんね、頭がね。それで終わった時の職員の…なんだろうな、「いつもとおんなじ?」っていう頭のリアクションも好きじゃないの。
だから終わって、今まで穴ぐらにいたおばあちゃんとかおじいちゃん、すごい頭の人が、出てきて帰る時にはどっかの貴婦人のようにとか、どっかの社長さんになってしまうような。その時の利用者さんの顔はもちろんだけど、スタッフの顔がやっぱり、最初に「うわ〜!綺麗だね!」とか「うわ〜!いい男になったね!」っていうのを聞きたいっていう、私の願望なんだね。

 

部長:ブローしてると違う?

 

社長:ものすごい声が上がるの。言葉の、声のトーンがやっぱり心地いいっていうのかな?

 

部長:違います?ブローしてる時としない時とか?

 

たなか:そうですね、やっぱり綺麗になったら「綺麗になったわね~!」とか褒められるからね。

 

社長:そうそう。まず褒めてくれる事って無いじゃない?怒られることとか、よだれ垂らしてたりとかさ、物壊したりとかさ(笑)「もぉー!」って職員さんはみんな忙しいから、「もう!」が出る中で多い言葉の中に、みんなやっぱり綺麗になるって、やっぱり良いかなって。だからブローをして欲しいって思ってるの。みんなにね。

 

部長:なるほど。これは多分ブローを、本当は美容師さんもやってあげたいんだと思うんですよ。

 

社長:…と思うよ!だって綺麗にするのが仕事だから。

 

部長:なんですけど、多分やりたいけどできないっていう人が多いんじゃないかなって思うんですよ。

 

社長:まぁ大体ね、ドライ、乾いている状態が、濡れてる状態から…根元がもう大体ね、あっち向いてホイだから、そのあっち向いてホイの根元からブローしてやろうと思うと、見てるとね、凄い長い時間みんなかかってるの。私はいつも「夜が明けちゃうよ」って言うんだけど。

 

部長:そうか、ウェットカットだとまず乾かさなきゃいけないから時間がかかるっていう事ですよね。

 

社長:そうそうそう。まあ、乾かす時間とか何かする時間があったら、お顔にクリーム付けてシワの2本ぐらい伸ばしてあげた方が利用者さん喜ぶかな?みたいな。無駄時間って私は思ってるの。サロン大切な時間なんだけど、施設とかああいう人達にすると、無駄時間に感じるのね。かわいそうな時間。だから寝たきりの人がやっとリクライニング起きてきた時でも、後ろは見えなくても前髪だけはピタッと寝てるのを宝塚みたいにするとか…。やっぱりいつもと同じになってしまうんだけど、その時だけは。そういう風にして自分が楽しむっていうのかな?変わっていく顔と、本人に鏡を見せた時にすごく喜ぶ顔が、これがまたやめられない、病みつきなんだよね(笑)そこにただハマってるだけ(笑)それをみんなに味わってほしいなと思って。

 

部長:この問題ってちょっと奥が深いというか、闇が深いなと思うんですけど、実際は職員さんの方から「やんなくていいよ」って言われる場合もあるわけじゃないですか。

 

社長:それはえらい(時間が)長いからだよ。

 

部長:施設さんも予定がバンバン詰まってるから、ブローは要らないよみたいなそんなもう…。

 

社長:それは遅いからだよ、遅いから!うちみたいに70人を、例えば70人を私がカット1人でやってて、うちスタッフさん何人かいて、でも全部みんなブローするわけよ。ね?

 

部長:実際に訪問でやってる業者さんとかは、多分施設の方からは「ブローいらないですよ」「切るだけで良いですよ」って言われて、求められてないからじゃあブローやらなくていいか、みたいな…というところもあると思うんですよ。でもブローするんだったらプラス料金取ってる所もあるわけで、カットのみっていう所もあるわけなんですよね。そこで、ブローはやらない代わりにちょっと安くしたりだとか、ちょっと早く終わらせたりとかができるので、ブローを求められていないんだったらじゃあやらなくていいか、みたいな話になってきてると思うんですよ。それもしょうがないと思うんですよね。

 

社長:ごめんね、そういう引き出しがないから私にはわかりません。

 

部長:そうなんだけど(笑)ここで言っちゃうとそれで終わっちゃうから、話がね。他のケースで考えた時に、他の業者さんで考えた時に、多分そうなってるんじゃないかなと思うんですよ。で、相手の人だとか本人さんね、なかなか本人も意識が無いというか、やりたいのかやりたくないのか分かんない人も多いわけじゃないですか。施設の職員さんも「いややんなくて良いよ」って来てると。で、そこで(本当に)ブローをやらなくて良いのかっていうとこなんですよね、美容師さんとしては。別に本人も利用者さんも、ブローしなくていいから、いいよって。したいのかはわからないんですけど、「いらないよ」って言われた時に、やっぱり美容師としてはどうなのかな?ていうところ。サロンだったら当然お客さんが、ブローもやって欲しいわって期待して来るわけじゃないですか。そこはサロンと違うところで訪問の場合って。

 

たなか:でもやっぱりこう、いろんな方の…イメージして頭って切るじゃないですか?こういう風に仕上げたらって。それを(イメージ通りに)切って、それに近いような形にして帰したいですよね?ちゃんとブローしたらこうなるんだっていう感じに切って、それで終わるのはちょっとね、かわいそうですよね。

 

社長:ただ現実はね、私なんか行ってる時と、うちのスタッフだけが行ってて、やっぱり人数が多いから、できてないっていう時が結構あるの。それは私も知ってるの。うちのスタッフも大変だなっていうのはわかるの。でも逆に言えば、私が行った時に、綺麗にしなかった時が、例えば5あるうちの3綺麗にしないと「あれ?今日綺麗じゃないよね」ってスタッフさんが思うと困るから、私が行って綺麗にするとか。っていう、お客さん繋ぎをしてるっていう部分もうちは実際あるよね。やっぱり今って例えば「お風呂に入るからいいですよ」っていう所も確かにもちろんある。
でも私とお客様の間ね、利用者様の間では、やっぱり綺麗になりたいっていう欲望を満たしてあげたいと思っているから、わかる方はお風呂あがってから、もしあれでしたらどうぞと、濡れたままでいらっしゃればブローしてあげますよって言うと、ほぼ戻ってくるね。だからそれを考えると、やっぱり綺麗になりたいっていう欲は皆さんあるんだな(と思う)。

ただ現状ね、本人が辛いのに、うちのスタッフでもいるのよ、辛いっていう顔してるのに、ブローをやってるやつがいるのよ。それはいらないんじゃないか?って思う時は(ある)。私は逆に。私がスタッフとして「いいよ」って。「もう死にそうだよ」と。それを自分の方のあれで、やらなくてもいいよっていう逆バージョンもあるよ。だから、そこを言ってるのかもしれないし、そこは難しいとこだよね。

 

部長:うん。

 

社長:そこは難しい、どっちが正しいとかじゃなくて、それは難しいと思う。

 

部長:美容師さん側のプロ意識というか、そういった意識と、周りの利用者さん側の「やって欲しいよ」っていうバランスっていうのはあると思うんですけど、それでもね、相手の気持ちというか、施設さん側の考えも汲み取って、できるのならやってあげた方が良いのかなと思うんですけどね。

 

社長:だって、私がワンちゃん見てかわいいと思うと、いつも同じ頭してるのが、やっぱりかわいくなった日は特別やっぱり…、次の日にはね、普通にいつもの犬。2日くらいするといつもの家の犬だなと思うの。でもやった後(カットした後)の犬は、何かよそから来た犬じゃないか?っていうぐらいかわいいんだよ。

だから利用者さんって、スタッフさんて、現場のね、職員さんは、毎日見てるから、もう親みたいな物とか、愛情すごいあるの。みんなね、ああいう人達って。だからその人たちがちょっと変わったら、やっぱりみんな声あげるよね。かわいいって。そこの楽しみを、まあ、願い。面倒くさいとか大変とかっていうのを思わないでしてあげたら、この訪問理美容の楽しみが、やっぱり喜ばれてるっていうのを、もっと深く感じられるかなって。

 

<訪問理美容に必要なのは?>

 

部長:実際によく、いつも社長が切ってる動画あるじゃないですか、YouTubeで。あれだって、カットして当然ブローも毎回入ってるわけですよね。大体5〜6分くらいで終わってるんですけど。例えばよく、早すぎて雑に見えるっていう人も、言われる事もあるわけじゃないですか。じゃあちょっと考えたいのが、20分ぐらいカットだけでコチコチコチコチやっているのと、10分ぐらいでもカットとブローまで終わらせてやるのと、どっちが丁寧なのかなって。印象として。

 

たなか:印象として?

 

部長:印象としてというか、本人の気持ちもありますけど、どっちの方が良いのかな?と。20分ぐらい時間かけて丁寧にやる、カットだけでも精一杯やってあげるのか、それとも時間は短くして、短いんだけどカットとブローまできっちり終わらせるのと。

 

たなか:クオリティの問題はちょっとね、追求しかねるんじゃないですかね。ミリ単位に言っちゃうと、言えないですよそれは。

 

社長:それは言えない。いるの、遅い人が好きな…要はコミュニケーションをとりたいっていうお客さんがいるのよ。お話が楽しみっていう人もいるの。頭じゃなくて、耳元でカチカチしながら「今日は元気?」とかね、「いや、いいですね」とか、「お花が綺麗に咲きました」とか、色んな世間話がその中に含まれてるっていう場合もやっぱりある。それはそれを求めるお客さんもいるし、その場面を、行く人がどう取るかなのね。このお客さんは長くされるのが好みと思えば、私は回れ右して手の遅い人に頼む。「あなたここやってて」「ハサミでやって」って。やっぱりそれは、必ずわかるから、その人に合わせたスタッフさんに行ってもらう。合わせたスタッフさんがやればいい。で、もう気短なお客さんがいる時に、丁寧が大事だからってコチコチやられたら、もうね、それで1回私の身内のね、自分(患者さん)は辛かったのね。でも、ご丁寧に「どうされますか?」でも自分(患者さん)は喋れないのね。辛いのに、延々と言われながらやるのに、もう耐えられなくなって、美容師さんの胸倉を引っ張って、ボタンを外してしまったっていうね。
そうするともうその、した(美容師さんの胸倉を引っ張った)患者さんはもう精神科に持っていかれるような勢いなの。暴れたって。そうではないわけ。本人はイライラのMaxを気づいてほしかったのに…。で、いろんな事があって、事なきを得て、その施設にはいられなくなったけど、違う施設に行けたっていう経歴のある人もいるから。そこは技術者が、どうなるかを見極める力をまず持つ。
それが一概に今言われているように、ゆっくりやるから丁寧なのかとか、早いから丁寧なのかとか、そういう事ではなくて、そこを合わせていくのは私たちが、やっぱり技術者だと思う。

 

部長:それはやっぱり相手あっての事なので、もちろん相手の状況っていうのは見た方が良いと思うんですけど。

 

社長:そうそうそう。ブローはしなくてもいいけど眉毛は描いてあげようとか、カットは終わったけど、この人おじいさん鼻毛が出てるから、鼻毛は切ってあげようとか、耳毛は切ってあげようかとか、それってやっぱり技術者の心だから。

 

部長:やっぱり、やってあげたいけど時間が足りない、じゃあどうしよう?ってなった時に、やっぱりその時間短縮するスキルというか、そういったのを考えてやっていった方が良いんじゃないのかなと。

 

社長:もちろんだから、その為に私たちはいろんな協会っていうか自分の協会で、早くカットができる方法とか。皆さん先生方ってね、サロンでも勉強してるはずなのよ、必ず。シャンプーをするにしてもパーマにしても勉強してる。だから訪問理美容っていうのも、やっぱり違うんだ、やり方があるんだ勉強すると、そこに行くっていう事も学ぶべき。だからそれは、サロンによったり職場によったり、その中でのスキルだと思うのよ。今私に20分かけろっていう方が私は死にそうだな。

 

たなか:うんうん。

 

部長:(笑)

 

社長:で、いつも言うように、5分で終わったから、例えば今まで2000円払ってた人が「早いからお金返してください」って言われたことは一度も無いし、逆に今は感謝されてる。そういう事は、総合的に考えていくと良いと思うね。

 

部長:だからやっぱり、相手のために早くして終わらせてあげるっていうのは大事なのかなと思うんですよね。

社長:そう相手、もう相手!私みたいに早く帰って昼寝したいとかっていうのはダメよ。

 

部長:(笑)自分のために回転率上げて、売上げ上げたいから早くチャッチャと終わらせようって思っちゃうと、1000円カットと一緒なわけじゃないですか。

 

社長:だから今日みたいに、例えば午前中はいつもだと60人ぐらいいるのが例えば今日40ぐらいだったりすると、人数は多めに(見積もって)行ってるから、そうすると私的には手が空くわけ。その時にたまたま利用者さんが、カツラが3つかな?って思ったのね。私に見て欲しかったカツラがいっぱいあった。でも私はその時に、早く終わってチャッチャと帰ろうとは思わない。この時間は施設にいようと思ってるから。そうすると「今ちょうど手が空いてるから良いですよ」って言われると、現場職員もすごく喜ぶし、いらっしゃった方も3つか5つぐらいのカツラを持って来て、カツラ色々被ったりとかするような。やっぱり早く帰ってるようなイメージは無いよね。そこでコミュニケーションとってるから。やっぱり施設長から「丁寧な対応をしていただきありがとうございました」って言われる。チャッチャとやって帰ってるようだけどチャッチャと帰ってない。どの施設長さんからも「利用者さんに喜ばれて良かったです」とかって。

 

部長:早くやるんだけども、ちゃんとブローまでやってるだとか、メイクしてあげたりだとか、そのメリハリっていうんですかね?

 

社長:そう!要は利用者さんもすごい喜んでましたって。やっぱり行く場所によっては「今日は写真撮っても良いですか?」とかね。そしたら施設の方は写真を撮りたいと。やっぱり綺麗にすれば、毎回カットすると写真を撮って、ご家族に見せるよ。普段のこのクチャクチャ頭の親の写真を見るよりは、床屋さん入りましたよ、美容師さん入りましたよ、ちゃんと綺麗になって、こんなに綺麗になったよっていうのを見せるっていう風に、今は施設側も会えない分だけそういう風にしたいっていうところ。

 

社長:3月は大変。言ったっけな?3月はイベントがあるんですよ。3月からイベントを施設さんと今組んでて、やっぱりメイクをしたりとか、髪を撮って写真会をしようということで。

 

部長:やっぱり普段は「いらないよ」って言ってる施設さんだとか、利用者さんとか家族の人も、やってあげたらやっぱり喜ぶと思うんですよね。言わないだけでね。

 

社長:そうそうそう。自分の親が綺麗になったら嬉しいもの。

 

部長:今までって、「カットしてくれるだけでありがたい」みたいな世界観だったじゃないですか?だからもう、暴れてる障がいのある子供なんていうのはもう、カットしてくれるだけで大助かりみたいな感じだったと思うので、やっぱりそこで止まっちゃう人も多いのかなと思うんですよね。理美容師さんも、施設の人も。そこで満足になっちゃうと思うんですけど、やっぱりね、その先もやってあげたら喜ばれるとは思いますよね。

 

社長:やっぱりね、障がい者の子供さんも、もう障がいがあるからって、切れないから坊主とかなんとかじゃなくて、ソフトモヒカンにしたり今風のツーブロックにしたりとか、いろんな頭をすることで、すごく楽しむ?いつも暴れてた女の子だって、綺麗になるっていうのがわかってるから、先生方がみんな褒めてくれるから、覚えちゃったもんね。綺麗になるってわかってるから、リボンもいくつか持ってきて、「これ付けろ」みたいな。

 

たなか:(笑)

 

社長:やっぱりそういう事を、自分たちも楽しみながら、と思いながらやれると、訪問理美容ってやっぱり良いかなって思うよね。

 

部長:どうですか?

 

たなか:やっぱり、すごくコミュニケーションとれる方と、殆どとれない方もいるけど、話しかけてると、返事が返ってくると、すごい嬉しいですよね?

 

部長:でも今ね、田中さんなんかも行ってる…いま家ってほら、デイサービスとかってあるじゃない。家はもう…大変だよね?やる前の写真とね、終わった後の写真。大変でしょ?

 

たなか:大変ですね、意外とね。お元気な方が多いから注文も多くて(笑)

 

社長:やる前の写真を撮って、それもね、前と横と後ろを撮るんだよねあそこね(笑)

 

たなか:そうそうそう。

 

社長:大変(笑)。でそれを持って帰ると。そのぐらいになってるから、カットだけでこれって言ったら、家は多分アウトだな。

 

部長:(笑)

 

たなか:すごいですよね。

 

<ブローの技術を習得するには?>

 

部長:じゃあどうすれば良いんだ?と。ブローまでしてあげたいけど、どうすれば良いんだ?っていう。

 

社長:いやそれは練習とか。

 

部長:(笑)

 

社長:やっぱりコツなんだよね、コツを学んだ方が良いと思う。サロンでやるブローの仕方では無理。どんなに頑張っても。

 

部長:実際に前にね、こういった『ブローはかかっても2分!』(以前出した動画)だと。

 

社長:そうそうそう(笑)

 

部長:これが本当の訪問理美容の、サロンじゃないやり方ですよね。

 

社長:そうそう!もうとにかくね、絶対にして欲しいのは、「サロンと訪問は別物だよ」っていう事を、まず分ける事よね、頭を。だからサロンのお客様と、ああいう所(施設)にいらっしゃるお客様、例えば有料ホームにいらっしゃるお客様、色々…赤・白・黄色・緑みたいな、みんな色が違うのよ。その場所によって。だからそこを見極めた対応をやっぱりしていく事が、私たちのスキルだと。まずそれがスキルだよね。

 

部長:これは接客の仕方だとかカットの仕方はもちろん、ブローの仕方も違うって事?

 

社長:ブローの仕方も違う。どこでどうするかを学ぶ。だから、まずやらなくちゃいけない事は、頭の切り替えをする事だね。

 

部長:詳しくはこの動画を見てほしいんですけど、具体的には何が違うの?何か1つ言うと。

 

社長:まずはね、髪の毛が、例えば鬱だったりとか、障がい者の子だったりとか、あとは身体が前に前屈しちゃってる人っていうのは、前髪の根っこが前に向いちゃってるの。そこを後ろに折って、後ろにボリュームを出すような仕方をしなくちゃいけない。だから、美容師さんだったら濡らしてからのブローだったりとかするから。床屋さんはどうやるかっていうと、床屋さんはバキバキに折っちゃって、今はね、若い人たちは柔らかい頭を作るけど、昔の一緒にして例えば女性は男性化しちゃうし、そういったところもやり方がある。これは1つだよね。勉強だな。

 

部長:(笑)

 

社長:だから訪問って、いつも言うように、美容と理容が両方合わさってるのが訪問理美容なの。男の人やる、女の人やる、じゃないの。全てが、両方が合わさった物が訪問理美容なの。だから訪問理美容って、やっぱり技術が高いと思うよ?場所はトイレの前だろうが外だろうが、構わずやらなくちゃいけないとかね。サロンで綺麗にしてる人が、「えー、物が無いわ、あれが無いわ、あれが無いこれが無い」の世界の人とは違う。そこからもう違う。

 

部長:限られた時間と、その中で…。

 

社長:限られた時間と、だからサバイバルなの。今流行ってるじゃない、キャンプのね、岩でこうやってやるとか…同じ!どうやってこの頭の流れをするかっていう事を常に考えなくちゃいけない。キャンプに行ってると思えばいいのよ。良いこと言うね!(笑)

 

部長:ちょっとよくわかんない(笑)わかりました?(笑)

 

たなか:スペースも色々ですよね。

 

社長:スペースも色々だから!身体のスペースも色々だからね!大変なんだから。

 

たなか:そう、横も行けないぐらいの所でやってくれっていう人もいるし…。

 

社長:だから腹を一生懸命こうやって(へこませて)入っていかなくちゃいけない。わかる。大変なのよ!昔のスリムなお腹周りじゃない、こんなんだから、この腹をこうやってへこませながら移動するとかね、これほんとサバイバル。

 

社長:だから、まず訪問理美容って全然違うんだよっていう事がまず理解される事。で、ブローもやっぱり勉強が要ると思う。ちゃんとした勉強をして欲しいと思う。コツがいります。

 

部長:という事で、詳しくはこの、前に出したブローの動画だとか。

 

社長:ちゃんとまたやろうね。

 

部長:(笑)そうだね、またどこかで。協会のオンライン勉強会でもやってますし。

 

社長:協会でね、みんなにはしっかりと覚えてね。

 

部長:そうですね。

 

社長:なんでブローをやりなさいやりなさいって言うのは、ブローをしっかりやる癖を付けておくと、例えば新規開拓する時に、デモに入った時に、デモね、要は「やりますよ」と、「こんにちは、ちょっとやって見せますよ」っていう時に、いや~嵐山の人が来ちゃったどうしよう、カットしました、その後が勝負なのよ。そこでブローの力をしっかり付けておけば、嵐の頭が宝塚みたいな頭になったら、「あ、いいですね」って思うと、採択率が上がるから。

 

部長:短い時間でパリッとできたら良いですよね。

 

社長:そうそう。大体私はそれで仕事取ってるんだけどね。この口で取ってるわけじゃない。腕で取ってる。

 

部長:というところで、ブローをちゃんとやりましょう!というところで(笑)

 

社長:ブローはした方が、覚えてた方が、新規開拓とかね、次に繋がるので、面倒くさいかなとか、割に合わないなというのを無くして、やっぱりやっとけば必ず身について、必ず新規開拓になるから。やってた方が良いと思います。

 

部長:アンケートでも、不満なところっていうのは、「カットが雑」っていうのはやっぱりある、カットクォリティとかスタイルが雑みたいな。そういったところもブローも入ってるかなと…。

 

社長:カットの面が見えてるから、カットはすごいみんな上手いのよ。でもカットの面があっち向いてホイになってるから、それが素人さんからは雑に見えるだけで。だからそこを、面を綺麗に束ねるだけだから。

 

部長:なるほど。

 

社長:はい、以上です。

 

部長:はい、わかりました(笑)

 

社長:良いですか?

 

部長:こんなとこで。

 

部長:はい、ありがとうございました!

 

社長、たなか:ありがとうございました!

 

社長:また頑張りましょう!お疲れさまでした。

 

訪問理美容を始めるならエアクリッパー協会へ

両立といっても、訪問理美容の仕事が得られるか心配される方は多いはずです。
エアクリッパー協会に加盟することで、地域でのお仕事を紹介することができます。
ご自身のワークスタイルに合わせて仕事を受けられるので、ぜひ活用してください。

こちらから詳細をご確認が可能です!

 

https://www.airclipper-association.com/

エアクリッパーの詳細はこちらからご覧ください。

この記事を書いた人
有限会社ディ・アイ・シー

会社案内 昭和61年にヘアーサロンアダムを開業、1年後に出張理美容サービスを開始。7年後にはビューティーサロン「イヴ」を開店とともに、在宅向け出張理美容「アダム&イヴ」を開業。 現在、50施設以上に出張しており、月間約1700人、年間約2万人の調髪をおこなっています。