訪問美容師の必須アイテムは?独立するために必要なものを解説します!

2023.08.28

自らサロンを持つことだけじゃない。訪問理美容師という選択

美容室経営は一つの道であり、様々な可能性が待っています。しかし、伝統的な方法だけが答えではありません。
訪問理美容師という選択は、個々のニーズに対応しながら、自分自身のスキルを活用する新たな道を示しています。
地域社会の援助に直接関与し、便益を提供することで、美容の世界に新たな価値をもたらします。
この記事では訪問美容師に必要なアイテムについて解説しますので、ぜひご一読ください。

 

 

訪問理美容師って何?

訪問理美容師とは、顧客の自宅や施設を訪れ、現地で美容や理髪のサービスを提供するプロフェッショナルな美容師のことを指します。以下にその特徴を詳しく説明します。

  1. 利便性: 顧客が自宅を離れることなく、リラックスした環境で美容サービスを受けることができます。これは高齢者、身体障害者、病気の人々など、外出が難しい人々にとって特に便利です。
  2. 個別化されたサービス: 訪問理美容師は顧客一人ひとりのニーズに合わせてサービスを提供するため、個別化されたケアを受けることができます。
  3. 安全性: コロナウイルスのようなパンデミックが発生した場合、感染リスクを低減するために自宅でサービスを受けることが可能です。
  4. 地域貢献: 訪問理美容師は地域社会の一部として働き、高齢者や障害者の生活の質の向上に貢献します。
  5. 独立性と柔軟性: 美容師自身にとって、自分のスケジュールをコントロールし、自分のビジネスを構築する自由を提供します。

しかし、訪問理美容師を始めるには特殊な許可や認定が必要な場合があります。また、移動中の時間と費用、顧客のプライバシーに対する配慮など、考慮すべき点もあります。

訪問理美容師に必要な資格って?

訪問理美容師になるためには、一般的には以下のような資格やスキルが必要です。ただし、具体的な要件は国や地域によって異なるため、現地の規定を確認することが重要です。

  1. 美容師免許: まず第一に、美容師としての基本的な技術や知識を証明する美容師免許が必要です。これは美容学校や専門学校での教育と試験によって取得できます。
  2. 訪問美容サービス許可: 一部の地域では、訪問美容サービスを提供するためには特別な許可または認定が必要とされています。これは公衆衛生や安全性に関連する法律に基づくもので、具体的な要件は各地で異なります。
  3. ビジネススキル: 訪問理美容師は自己経営者であることが多いため、ビジネス管理や顧客サービス、マーケティングなどのスキルも必要とされます。
  4. 運転免許: 訪問理美容師は顧客の元へ自ら移動することが多いので、運転免許や自身の交通手段が必要になることもあります。
  5. 人間関係スキル: 顧客の自宅や施設を訪れるため、高度なコミュニケーションスキルや対人スキルが必要となります。

これらの要件を満たすことで、訪問理美容師として活動する準備が整います。

 

訪問美容師の必須アイテム

訪問美容師として効率的に業務を行うためには、いくつかの重要なアイテムが必要です。

  1. 携帯用美容道具: シザーやコーム、クリッパー、ブラシなどの基本的な美容道具は必須です。さらに、持ち運び可能なカーリングアイロンやストレートアイロンも必要となるでしょう。
  2. 携帯用シャンプーボウル: 訪問先で髪を洗うためには、携帯用のシャンプーボウルが便利です。
  3. プロフェッショナルな美容製品: 顧客の髪質や希望に合わせて、さまざまなシャンプー、コンディショナー、スタイリング製品などを揃えておくことが必要です。
  4. 折りたたみ式の美容師椅子: 訪問先に快適な座席がない場合、自分で持ち運べる椅子があると便利です。
  5. 清潔なタオルとケープ: 使い捨て可能なケープや、洗濯して清潔に保てるタオルを常に持っていると良いでしょう。
  6. ディスポーザブルのグローブとマスク: 衛生状態を維持し、顧客や自分自身を保護するために重要です。
  7. 運転免許と車: 顧客の自宅や施設を訪れるためには、運転免許と信頼性のある車が必要です。

訪問美容師がプロフェッショナルなサービスを提供し、顧客に安心感を与えるために重要です。なお、これらのアイテムを整理し、運びやすくするための適切な収納ケースやバッグもおすすめです。

 

独立のメリット

美容師が独立することは、自身のキャリアとビジネスに対するコントロールを手に入れる大きなステップです。柔軟なスケジュール管理、収入の可能性の増大、パーソナライズされた独自サービス提供など、数多くのメリットがあります。しかし、これらのメリットを実現するためには、ビジネス運営の知識と準備が不可欠です。以下では、美容師が独立する際の主なメリットを詳しく探ります

柔軟なスケジュール管理

美容師が独立すると、自分の働く時間を自由に設定できるという柔軟なスケジュール管理が可能となります。これは、時間の自由を手に入れることを意味します。従業員として働いているときには、勤務時間や勤務日が固定されていることが多いですが、自営業者としては、必要に応じて働く時間を増減したり、必要な休暇を取ったりすることができます。

また、客の予約を自分で管理することで、より多くの予約を受け付ける時間帯に働くなど、ビジネスを最適化する機会もあります。これは、仕事と私生活のバランスを保つのに役立つだけでなく、効率的な時間管理により収入を最大化することも可能にします。

さらに、時間の柔軟性は特定の顧客群に対応する機会を増やすことも可能にします。例えば、通常の営業時間に来店できない顧客向けに早朝や夜間の予約を受け付けることもできます。

これらの要素を合わせると、柔軟なスケジュール管理は自分自身の働き方をよりコントロールすることができ、仕事の満足度を高める重要な要素となります。

年収がアップする可能性がある

美容師が独立すると、年収が増加する可能性があります。これは、自分でビジネスを運営することで、従業員としての固定給ではなく、自分の努力や成果が直接収入に反映されるようになるからです。

具体的には、自分でサロンを運営している場合、その全ての利益は自分のものとなります。このことは、仕事の量や質、価格設定、営業時間など、多くの要素を自分自身でコントロールできることを意味します。また、クリエイティブなサービスや独自のマーケティング戦略を通じて、新たな顧客を獲得したり、リピーターを増やしたりすることも可能になります。

さらに、訪問美容師として働く場合、既存のサロンが提供していないサービスを提供することで、顧客のニーズに直接対応し、それによって収入を増加させることも可能です。

独自のサービス提供

美容師が独立すると、自分自身のクリエイティブなビジョンに基づいてサービスを提供する自由が得られます。これは、ビジネスを他と差別化し、自分自身のブランドを構築するための強力な手段となります。

独立して自分のサロンを開く場合、そのサロンの全体的な雰囲気から特定の施術まで、すべてを自分自身で設計できます。これには、専門的なトリートメントや特殊な美容法、独自の製品ラインなど、他のサロンでは提供されていない独自のサービスを開発し提供することも含まれます。

また、訪問美容師として独立する場合、通常のサロンでは提供できない種類のサービスを提供することが可能となります。例えば、顧客の自宅や介護施設でのサービス、特別なイベントでの美容サービスなどが考えられます。これらのサービスは、顧客のニーズにより直接対応することを可能にし、新しい市場を開拓する機会を提供します。

このようなクリエイティブな自由は、自分自身のパッションや専門知識を最大限に活用し、顧客にとっての価値を最大化することを可能にします。ただし、新しいサービスを提供する際には、その市場性や顧客のニーズを理解することが重要です。そのためには、市場調査や顧客のフィードバックを元に、効果的なビジネス戦略を策定する必要があります。

 

おわりに

このブログでは、美容師が独立して訪問美容師として活動するために必要なアイテムと資格について詳しく解説しました。

訪問美容師として働くためには、一連のプロフェッショナルな美容ツールと、それらを運搬するための専用のバッグが必要です。カット、パーマ、カラーリング、シャンプーなどの施術に必要な道具や、消耗品、清潔なタオルなどの衛生用品も準備する必要があります。

このブログを読むことで、美容師が独立して訪問美容師としてのキャリアを追求する際にどのような準備が必要かについての具体的なガイドラインを得れれば幸いです。

 

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この記事を書いた人
有限会社ディ・アイ・シー

会社案内 昭和61年にヘアーサロンアダムを開業、1年後に出張理美容サービスを開始。7年後にはビューティーサロン「イヴ」を開店とともに、在宅向け出張理美容「アダム&イヴ」を開業。 現在、50施設以上に出張しており、月間約1700人、年間約2万人の調髪をおこなっています。