【動画解説】気を付けないと危ない・・。過去にあった失敗5選《後半》

2023.02.01

今回は、YouTubeで公開をしている「気を付けないと危ない・・。過去にあった失敗5選【後半】」
を記事化したものになっています。
YouTubeで分かりやすく解説していますので、YouTubeを見ていただくのももちろんですが、
動画内の会話を記事化していますので、ぜひごご覧ください!

 

<訪問理美容であった失敗~後編~>

社長:お疲れ様でーす。今日もよろしくお願いしまーす。

 

部長:ちょっとボリュームがあったので(笑)さっきの話の続きね。

 

前半の記事を読んでいない方はこちらからご覧ください。

 

<失敗⑤ 怪我をさせちゃった>

部長:耳を切っちゃったとか、転倒しちゃったとか、ケガさせちゃったとか。

 

社長:あぁー、触れてしまったのよ私ね…。耳をこうパチンと、今でもね、彼女を見るとここ(耳上部)にいまだに切った痕が残っている(のを見る)とね、いつも心が痛むの。ズキンって痛むんだけど。

 

部長:(笑)

 

社長:でもね、職員さんに「すみません、耳を挟んでしまったんです…」ってね。そしたら、たまたま彼女が痛みを感じない病気だったから。本人は痛い思いをしないのね。でも心が痛かった私の心。血は出るからね、サイボーグじゃないから。あとは、梳きバサミね。それからハサミっていうのを、耳周りをうちはしなくなったのよ。あれはなんでしないかというと、私が切ったから、それから自分の腕をね、過信しちゃいけないと思って、耳周りのカットはバリカンを使いましょうって。やっぱりその時のズシンと痛い心がいまだにあるから、だからそれから「セーフティカット」というのを。私と同じ思いをスタッフにしてほしくないなと思ってね。

 

社長:色んな人たちを教えている間にね、夢中で教えているとね、おばあちゃんの(耳の)皮のところを梳きバサミでピアスみたいに穴を開けちゃったりとかも…ありましたよ。でも皮だったからね、「あれ穴が3つ空いちゃったんだけど」って(笑)

 

社長:もうね、あるんですよいろんな事が、事件が。だからやっぱり基本耳周りを、何年もずっとやってくると、そういうね、事故がね。1個でもうちのスタッフに当たってはいけないなと。

 

部長:うん。

 

社長:心が痛むから。

 

部長:でも切っちゃったとかとか、よくありますよね多分?剃刀とかで。

 

社長:いやいやホントにね、昔は本当にちゃんとした剃刀で剃っていたから。そうするとやっぱり、利用者さんが動いたりとかね、予期せぬ事をするので。

 

部長:結構この、顔がデコボコしてるじゃないですか?歯がなかったりとか、ホクロがあったりするじゃないですか?

 

社長:そうそう。だからね、そういった意味ではね、あの時代はまだね、いろんな薬を使ったりとか、パウダーをやったりとかで止血できたのよ。でも今って血が止まらないの。血圧の薬を飲んでいるから。(血が)サラサラだからね、耳の所にちょっとバリカンでぶつかったりしても、血が止まらないの。だからこそ本当に今は刃物を本当に使わないようにしないと、剃刀でも散々使っていろいろな事をしてきたけど、「キレイにしてあげよう」が先に立って、「お客様の望みを叶えてあげよう」が先に立って、危険な行為をしたときに、その方がどういう動きをするかわからない。その時の、切った時のリスクの方が大きいので、やっぱりそれからだね。剃刀っていうのは安全剃刀を使うようにだとかっていう風にしてるね、今はね。怖い怖い!思い出すと。ハサミなんかはホントにね、皆さん上手なね、よく映像を見ているとね、皆さんこういう風にカットしていると、一瞬でも目に入ったら目がつぶれちゃうし、なおかつ刃物を取られたときに刺されたりとか、いろんな事があるから。そういうことを考えると、今はもうそうね、逆に私はもう持てないね、怖くて。怖さを知っているから、逆にできない。だから知らないとハサミを持っていられるし。何の事故もなく、たまたま運がよくやっている方は、多分怖さを知らないから続けると思う。でも、ものすごい数と年数をやってくると、怖さを知っちゃうともう無理だね…。敢えてそこをやらない。頼まれても…うーん、昔は耳の中もね、毛を床屋さんで剃ってたから「取って」とか、いろいろな事を年配の方が要求するけど、今はね、そういうことをしないね。私たちがする分野じゃ無いと思う。

 

<失敗⑥ 余計な事しちゃった>

社長:あとはやっぱり、良かれと思ってお客様のおでこにガムテープを貼ったりとかね、ティッシュをここにくっつけながら、水でペッペっと濡らしてここ(おでこ)に貼ってね。毛が前に落ちるとほら、かわいそうだから。

 

部長:うん。

 

社長:そういった事をしたりするとね、その時も必ず、私は今でも思うんだけどね、一言スタッフさんに「これこれこうだから、こうします」って言えばいいものを、やっぱり美容師さん理容師さんってほら、私もそうだけど、お客さんが喜ぶこととか、良かれと思ってやってしまう事がすごく多かったのね昔は。そうするとそれが虐待に見えたりとか。

やっぱりルールをもって介護をしている人にすると、それが虐待になったりとかするっていう事を学んだよね。

 

社長:ベロがべーって出ている人の場合、ここ(前)からカットしたらベロに(髪が)落ちるのよ。ウェルカムだよね、舌にね。だからかわいそうだなと思ってここに(顔下半分に)例えば紙とかね、テープで留めたりすると、遠くから見ると、そんなアヒルみたいな顔にして業者さん笑ってるんだなって思われちゃう。それが虐待に見えたりとか。

 

社長:そういう時に一言かけていれば何らなんでもなかった事が、やっぱり声をかけられなかったという失敗でね、クビになっちゃったけど。

 

社長:だから、良かれと思ってやったことでもクビになるとかね、出入り禁止になっちゃうみたいな事もやっぱりある。いろんな事がありますよ。考えられないでしょ?良かれと思っても良かれじゃなかったりとかね、大変なことはいっぱいありますね。

 

<⑦転倒しちゃった>

部長:あとは、転倒しちゃったとかありますか?

 

社長:そうね、転倒はやっぱり、縛っちゃいけないとか、いろんなのがあるから。もうお客様はフリーの状態で来ているから。自分が渡されたときからは仕事なので…。そうね、私がやっている中で転倒っていうのは…振り返ったら年寄りが落ちてるっていうのはザラに前はあったね。

 

たなか:(笑)

 

部長:車いすから結構ね。

 

社長:ずり落ちてる。

 

部長:勝手にズリズリって。座っている状態がもう保てない、座位が保てないとか。

 

社長:やっぱりね、そういったことが多々ありましたね。そうすると、起こしちゃいけないとかね。そのままの状態で寮母さんを呼びに行くとか。どういう状態で落ちているかわからないから、対処ができない。起こさないでくれって言われてるね。そういうところを学んで。交通事故で倒れたままにしろっていうのと一緒かもしれないね。そういうことを学んだりとかね。

 

社長:それから逆に言うと、そのフロアまで来ても、死角になるところを作らないようにしたね。自分が見えないところが無いように、いつも見えるように置いておくとかね。そういった対応をして。

 

社長:まぁ落ちるっていうのはザラによくありましたね。

 

社長:あとは、職員さんが(利用者さんを)置いて行って…例えば「前に倒れるよ」って言わないまま行ったら、そのまま倒れちゃったとかね。その時初めて行ったスタッフは心がやられちゃって、2度とそれから訪問理美容はやらなかったね。

そういった意味では転倒っていうのは一番怖いし、手が出ないから。ビックリするよね、初めて行ってね、(倒れて)パーンと血が出たら!(笑)

 

部長:(笑)

 

社長:あとはカラーの時にね、ステップを外したまま…結構利用者さんってここにね色々なものを、車椅子の後ろに積んでるのよ。それで足のステップが外れていると、ちっちゃな車の振動で、とっとっとっと!ってお年寄りね、動くの。摩訶不思議な世界。でもそういう時って責任をね、やっぱり職員さんも被りたくないし、そういう時は業者さんだからね、あなたが悪いって言われたら「はい」って言うしかないので。だから今失敗すると、もう本当に何だろう?捌け口にされちゃうところもあるから、気を付けないと。厳しいなと思う。昔ね、30年前とか20年前の失敗ってね、例えば急いでいて皮を切っちゃったりとか何かしても、職員さんたちも自分で切っちゃう事があるから、「いいのいいの!大丈夫よ!」って言ってくれた。今?もう、どひゃーって感じだ。だから、どっちもできないんだったら血の出ないような仕事にしようと。危険にならないような仕事をどうやってするかを、今やってるね。

 

<失敗した時の対処法は?>

部長:わかりました。じゃぁあとは、「怒られた時の対処法」

 

社長:怒られた時。失敗かな?

 

部長:うん、失敗した時。

 

社長:失敗してからの立ち上がりか。…ひたすら謝るっていうしかないね。やっぱり「言い訳をする」…結構人って言い訳から始まるところがあるよね。理由を述べよう、からね。そうじゃなくて、とにかく全面的に「自分が悪かった」っていうかね、申し訳なかったっていう姿勢を表してくると、相手がすごく怒っていても、何か人間に帰るんだよね。「怒りすぎちゃったかな」って、ちょっと帰る時があるの。その瞬間があるから。その時に、初めて向こうが「どうしたの?」って聞いてくれた時に、初めて(言い訳・理由を)言う。

 

社長:だからとにかくね、本当にごめんなさいって言うしかないね。

 

部長:でも結構、例えば「本当はそれ、自分のミスじゃないんだけどな」っていう時があるじゃないですか?例えば転倒しちゃったとか、怪我させちゃったっていう時に、「職員さんにお願いしてたんだけどな」っていうケースもあるじゃないですか?

 

社長:うん、でもとにかく「すみません」って言う。痛いのは本人だから。お年寄りだから。「本当にごめんなさい、おばあちゃん、大丈夫だった?ごめんね」って言ってやってくると、多分職員さんが自分の心の中で「うーん、もしかしたら俺だったよな」って思うと、けっこう優しくしてくれるんで。それを「えっ!私じゃないよ!あんたでしょ!」ってやると、「何言ってんだこいつ?」ってなるから。そこはひたすら、心の中では「本当はお前だよね」って指してても、そこは痛い思いをしているおばあちゃんに対してとかおじいちゃんに対してとか患者さんに対して、とにかく全力で向かうの。そうすると折り合いがつくっていうのかな。

 

部長:うん。じゃあ取り敢えず謝ると?

 

社長:とにかく謝る。謝ってゲンコツくれる人はいない。そこからちょっと光が見えるかもしれない。

 

部長:(笑)

 

社長:謝ることだと思います。

 

<心構えは?>

部長:はい、じゃあ最後。

 

社長:はい、ほんとに最後だね!?

 

部長:じゃあ最後(笑)

 

社長:なんですか!

 

部長:まあ言っても訪問理美容って色々なトラブルがあるじゃないですか?で、トラブルを恐れていたら難しくなると思うんですよ。だから、その心構えみたいな。何を考えてやればいいかなぁ?

 

社長:何を考えて?いや何も考えてないかな(笑)

(たなかさんに)何考えてる?

 

たなか:普通のサロンでもやっぱり色んなトラブルがあるんですよ。相手が人形じゃないので。同じですよね?心構えはね。

 

社長:同じですよ。心構え…うーん、いつも言うけど、「色んな事を楽しむ」っていう事だと思う。出たとこで楽しむ。お!こうきたか!みたいなね。おっ、怒っちゃったか!みたいな(笑)いやいやいやいや、怒っちゃったよこの人、とかね。出たとこで楽しむ。そこから考えるっていう。だから、始めてみる?とにかく始めてみる、動いてみる。そうしたら必ず何かが出てくる。何が出てくるかはわからない、それはね。でもそれを楽しむ。

 

社長:どうしようかな?やろうかな?やらないかな?っていつも言ってても1日が終わっちゃうから、とにかく自分で行動し始めるっていう事が1番楽しいし、変化が見えるから良いと思いますよ。とにかく楽しむっていう事。

 

社長:で、病まないっていう事ね。してしまった失敗をいつまでも心に留めておかない。明日があるさってくればいいんじゃない?(笑)だめかな?

 

部長:わかりました!

 

社長:いいかな?本当?終わり?

 

部長:(笑)

 

社長:じゃぁ今日も楽しく終わったので!

 

3人:お疲れさまでした〜!

 

併せてお読みください

併せてこちらの《 在宅訪問理美容編》をご覧ください。

 

おわりに

弊社にもっと訪問理美容の話を聞いてみたい方はこちらの記事をご覧ください。
https://www.dic-houmon.com/media/media/1/
必要な知識も併せて記載させていただいています。

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この記事を書いた人
有限会社ディ・アイ・シー

会社案内 昭和61年にヘアーサロンアダムを開業、1年後に出張理美容サービスを開始。7年後にはビューティーサロン「イヴ」を開店とともに、在宅向け出張理美容「アダム&イヴ」を開業。 現在、50施設以上に出張しており、月間約1700人、年間約2万人の調髪をおこなっています。