美容師が1人で独立するのに必要な金額はいくら?独立手段はどれくらいあるの?

2022.07.24

はじめに

美容師として1人で独立したいけれど、サロン経営に不安がある方は、訪問理美容師との両立がおすすめです。
来店数が少ない時間帯などをうまく活用して収入源を確保することができます。

美容師としてすでに仕事をしている方も、
「今」美容師になるために勉強している方やインターンとして技術を磨いている方も、多くの方がいつかは1人で独立したいと考えているのではないでしょうか。

いつかは自分のお店を持ちたいと考える方は多いです。
そのために、美容サロンに勤務しながら技術を磨き、経験を積み、開業資金を貯めている方や経営について学んでいる方もいることでしょう。
もっとも、美容師の独立手段はサロンの開業だけに限りません。

この記事では、美容師が独立する手段はどれくらいあるのか、美容師が1人で独立するのに必要な金額はどのくらいか解説していきます。

美容師の独立方法3選

美容師の独立方法といえば、かつては自分のお店を持つ、サロンを開業するが王道でした。
また、ヘアメイクアップアーティストなどとしてサロンを持たず、フリーで働く方法もあります。
さらに、時代の変化や私たちを取り巻く環境の変化に伴い、新たなニーズが生じて求められるワークスタイルも登場してきました。
ここでは、美容師の独立方法3選として、王道のサロンを開業、個人事業主として働くことに加え、今の時代に注目したい訪問理美容師という働き方についてご紹介します。

実際にサロンを開業しよう

自分のお店を持つことは、多くの美容師の理想でもあります。
自分の技術を活かして自分のファンが来店するお店を作りたい、自分が考えるスタイルのサービスが提供できるお店にしたいなど、さまざまな夢や目標を抱いていることでしょう。

ヘアメイクだけでなく、ネイルやエステも提供できるトータルビューティーサロンにしたいと、ネイリストやエスティシャンになるための勉強をしている方もいるかもしれません。
開業するにあたっては、コンセプトやサービスの内容を考えるだけでなく、どこでどのような規模で、どのように経営していくのかなど、決めなくてはならないことも多々あります。

都会のサロン激戦区で勝負をしたい方もいれば、地元に戻って都会で学んできた技術で地域の方におしゃれを楽しんでもらいたいという方もいます。
また、技術の高いスタイリストを雇用して規模の大きなサロンにしたい方もいれば、若いスタッフを雇って後進の育成にも取り組みたいと考えている方もいるはずです。

一方で、自分一人で自宅を改装したアットホームな自宅兼サロンで小規模にお店をしたい方もいれば、マンションの1室などで完全予約制のプライベートサロンを開きたい方もいることでしょう。
自分一人で開業の全てを行う方法もあれば、フランチャイズ店として、チェーンのサロンサービスやシステムを利用する方法もあります。
サロン開業といってもさまざまなスタイルが考えられ、開業に漕ぎつけるまでに考えなくてはいけなことは多々あります。
美容師として経験を積み、お金が貯まったから独立するのではなく、独立後も安定的な年収を確保しながら経営を成功させるには、緻密な開業計画を立てることが必要です。

個人事業主として働く

ヘアメイクアップアーティストや出張美容師のようなスタイルで、個人事業主として働くのも独立方法の一つです。
タレントの専属ヘアメイクとして働くことやテレビ局やCM制作会社、雑誌出版社などからの依頼で複数のタレントのヘアメイクを行うほか、結婚式場やホテル、葬祭場、個人宅などに出張してヘアメイクや着付けなどを提供する人もいます。

こちらも昔からある方法ではありますが、サロンを開業するよりハードルが高いと感じる方が少なくありません。
費用面でいえば、お店を持つ必要もなく、独立が容易に思えます。
ですが、ヘアメイクアップアーティストとしてフリーで働くというと、技術力が高く、センスが良くないと無理とハードルを上げる方も少なくありません。

また、お店という実態や看板がないため、個人で営業をして仕事を取っていくことが難しいと考える方も多いです。
お店を構えたほうが地域の方の目に留まり、集客が得やすいと考える方が多いのではないでしょうか。
もっとも、最近ではインターネットの普及や利用者とつないでくれるマッチングサイトなども活用できるようになったため、フリーランスとして独立を目指す方も増えつつあります。

おすすめ!!訪問理美容師という働き方

 

独立はしたいけれど、お店を持つには資金も必要で、経営を黒字にできるか不安という方、ライバル店が多くて不安という方も多いはずです。
一方、フリーランスで働くには仕事を継続的に獲得できるか不安に感じる方が多いのではないでしょうか。

こうした不安を解消して独立しやすい方法が、訪問理美容師という働き方です。
フリーのヘアメイクアップアーティストや出張美容師が、芸能関係やイベント会場などを主な仕事場にしているのに対し、訪問理美容師は高齢や障害、療養中などの事情でサロンに出向けない人に向けたサービスです。
ヘアメイクや着付けといった出張先でも比較的行いやすいサービスだけでなく、通常ならサロンで行うのが基本となるカットやカラーリングなどのサロンワークを訪問先で提供します。

設備や機器を積み込んだ訪問車両があれば、パーマなどもサロン外で提供することが可能です。
訪問理美容師として独立する方法は、実は1つではありません。
訪問理美容師を専門的に行うために個人事業主として独立し、サロンを持つことなく働くケースが一つです。

それ以外にも、上記の2つの独立方法と組み合わせる方法も可能です。
サロンを持って来店客へのサービスを行いながら、空き時間を使って訪問理美容師としても仕事を受け、年収アップを図っている方もいます。

また、メイクアップアーティストや出張美容師をしながら、訪問理美容師の仕事も得ている方も増えてきました。
出張美容師の場合、イベントがないとニーズがない、成人式や卒業シーズンだけが稼ぎ時など、安定的に仕事を得にくいという問題があります。
訪問理美容師は高齢化に伴い、地域を問わず需要が増えています。
老人ホームや福祉施設、病院などと提携できれば、定期的な仕事の依頼が入る場合や一度に複数名を担当して、まとまった収入を得ることも可能です。

サロンを開業する際の資金がこちら

いつか自分のお店を持つのが夢という方も、お店を持たずに独立したほうが低コストで済む分、リスクが少ないのではと悩んでいる方も、実際にどのくらいの資金が必要なのか確認していきましょう。

不動産契約に必要な費用

サロンの店舗を借りるために必要となる費用です。
最初に支払う保証金や敷金、仲介手数料といった初期費用に加え、毎月支払いが生じる固定費となるので、賃料がいくらかはとても重要な要素です。
賃料は地域や立地、面積や階数などによって変わります。

人気のエリアで人通りが多く、面積が広く、来店しやすい1階ほど家賃は高くなる傾向にあります。
家賃を抑えようとすると集客が難しくなるリスクがある一方、家賃が高い場所ではお客さんがたくさん来てくれないと経営が成り立たなくなる可能性も少なくありません。

初期費用として保証金が賃料の3ヶ月から6ヶ月分、仲介手数料が1ヶ月分、最初に支払う家賃が1~2ヶ月分と高額になるので、どの場所にどの程度の規模のサロンを構えるかは、独立開業するうえで大きな課題になります。

店舗の内・外装費用

テナントの改修にかかる内装・外装の費用も、地域やお店の面積、業者によっても変わります。
こだわりが強く、ラグジュアリーなサロンを作りたいほど費用は高めになるのが一般的です。

1坪あたり15万~60万と相場も広く、どのくらいの規模のお店を持つかで大きく変わります。
坪単価40万円で12坪の店舗を改装するとすれば、480万円はかかるということです。
外装は看板や電飾などがあります。

希望するデザインや設備を依頼しても、業者によって費用に差が出やすいので、相見積もりを取り、技術が高く、納得の価格で工事ができる業者を探しましょう。

美容器具費用

美容機器は意外にコストがかかります。
セット面鏡やセットイス、ワゴンを何台用意するか、シャンプーブースを設けるかなどで変わってきます。
スタイリスト1人で経営するとしても、プライベートサロンではなく、1人のお客様のパーマやカラーリングをしつつ、ほかのお客様のカットもするといった場合は2席必要です。

一般的な相場として、1人でオープンするなら、200万円前後が目安です。
購入ではなく、リースという方法もありますが、リース契約の内容によっては、長く使うなら購入のほうが安くなることもあるため、シミュレーションするなどして検討しましょう。

薬剤・美容商材の仕入費用

薬剤・美容商材はサロンを運営していくうえで欠かせない消耗品です。
シャンプーやトリートメント、カラーリング剤やパーマ薬剤、スタイリング剤をはじめ、コームやブラシにドライヤー、ロッドやタオル、ゴム手袋やピン類など多彩なアイテムが必要になります。
どのメーカーのアイテムを選ぶかによっても金額は異なります。

お店のコンセプトに合わせた品質や性能を持つブランドを選ぶことで、集客のアピールツールにも利用することが可能です。
ブランドや品質、サロンの規模によりますが、最初にかかる仕入費用は平均して30万~100万円ほどです。
消耗品の仕入費用は継続的に続いていくので、事前に計画を立てましょう。

訪問理美容師と両立がおすすめ

サロン開業、個人事業主として独立、訪問理美容師専門という独立方法がありますが、おすすめなのはずっと憧れていた自分のサロンを持ちつつ、訪問理美容師と両立する方法です。
おすすめの理由を以下で見ていきましょう。

 

リスクが低く独立できる訪問理美容

サロン開業は先の項目でもご紹介したように、開業費用が高額にかかるとともに、負担の大きな毎月の家賃や消耗品費、光熱費などランニングコストも継続的にかかっていきます。
コストを賄えるだけの売上が出ないと、なかなか黒字化せず、年収アップも難しいものがあります。

そこで、サロン運営に加えて訪問理美容師としても活動することで、収入源が2つになり、リスク分散を図りながら、年収アップも可能です。
サロン開業当初はなかなかお客さんがつかないことがある場合や軌道に乗り始めても常に競合店と集客競争が繰り広げられます。
訪問理美容のニーズは地域にもよりますが、高齢化によって増えており、まだ競合も少ないため、サロン経営の収益を補填するにも適しています。

どうやってサロンとどうやって両立してますか?

でも、どうやってサロンでの接客サービスと、訪問理美容師を両立すれば良いのかと不安になるかもしれません。
予約がいっぱいで日々、満席状態なら、訪問理美容師の仕事を無理して行う必要はありません。
問題なのは多くのサロンで生じる、繁閑の差がある点です。

地域やターゲット層にもよりますが、学生や社会人をターゲットにしている場合、混雑するのは平日の夕方以降や土日です。
ならば、平日の午前中や午後の前半の時間帯は来店客がほとんどないケースもあるため、近隣の老人ホームでの訪問理美容に充てることができます。

また、完全予約制のサロンにすれば、来店客と訪問理美容に充てる時間を、ご自身で柔軟に調整することも可能です。
そのほか、特定の曜日は訪問理美容に充て、それ以外はサロンで接客するなど、地域での需要に応じて両立させることができます。

実際に両立なさっている方の記事はこちらになります。

おわりに

いつか独立したいけれど、経営が成り立つか不安がある方の選択肢として、訪問理美容との両立が挙げられます。
2つの収益源を持つことでリスクを分散しつつ、年収アップを目指すことが可能です。

訪問理美容を始めるならエアクリッパー協会へ

両立といっても、訪問理美容の仕事が得られるか心配される方は多いはずです。
エアクリッパー協会に加盟することで、地域でのお仕事を紹介することができます。
ご自身のワークスタイルに合わせて仕事を受けられるので、ぜひ活用してください。

こちらから詳細をご確認が可能です!

 

https://www.airclipper-association.com/

エアクリッパーの詳細はこちらからご覧ください。

この記事を書いた人
有限会社ディ・アイ・シー

会社案内 昭和61年にヘアーサロンアダムを開業、1年後に出張理美容サービスを開始。7年後にはビューティーサロン「イヴ」を開店とともに、在宅向け出張理美容「アダム&イヴ」を開業。 現在、50施設以上に出張しており、月間約1700人、年間約2万人の調髪をおこなっています。